ThreeSheeps’s blog

中小企業の業務システム化について一言

33 自社開発時のトランザクションデータ管理(受発注在庫管理)

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自社で「受発注在庫管理」をExcelで行っている場合、現在管理している情報(データ)をシステム上のテーブル(個々のデータの集合)に振り分けなければなりません。以下は、トランザクションデータテーブル(業務単位に発生するデータ)の例となります。①受…

32 自社開発時のマスタデータ管理(受発注在庫管理)

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自社で「受発注在庫管理」をExcelで行っている場合、現在管理している情報(データ)をシステム上のテーブル(個々のデータの集合)に振り分けなければなりません。※各種情報は、コード化(太字の部分)が必要になります。以下は、マスタデータテーブル(元…

31 システム要員の経費例(派遣会社・パート社員)

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経費事例を下記に示します。(あくまでも参考値です。)①人材派遣、パート職 SE、PG、作業領域と単価を貴社判断し、費用対効果は自社で判断することとなります 時給単価は、1,500~3,000円

30 システム要員の経費例(開発会社)

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経費事例を下記に示します。(あくまでも参考値です。)①依頼会社のSE(システムエンジニア) 主としてシステムの設計を主業とする技術者 月単価は、70万~100万(大手企業では、200万程度もあり) ※システム規模、依頼会社の要員構成を踏まえて判断(経歴は…

29 システム化後の問題原因と対応

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システム化を行ったが、業務効率は上がらない場合はどうするのか?【原因】①業務整理を行わずにシステム化を行い、そのシステムが都度の要望により 肥大化している → 現場業務が対応できない②業務改変(経営者の経営方針、管理者の業務方針)が頻繁に変化し…

28 システム関連ドキュメントの必要性

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各種ドキュメントを整備しておかないと下記のような問題が発生します。①「要求定義、要件定義」がない 要求・要件に基づきシステム化を進めたのに、システム運用を開始したら不具合が発生②「外部設計・内部設計」がない システム変更時に後任の別のシステム…

27 システム運用後のドキュメント例

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開発後、システム利用者へのシステム運用を正しく行ってもらい、業務変更によるシステム変更を行うためにも下記のようなドキュメントを準備する必要があります。①操作説明書 システム化された業務の「操作手順、操作方法」等をシステムサイドの用語ではなく…

26 システム開発時のドキュメント例

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業務要求通りのシステム化が行えるか?、システム開発後の機能変更、修正が正確に行えるか?を踏まえて開発時のドキュメントを作成する必要があります。①要求定義 システム利用者がシステムの機能・仕様に対してシステム技術者に求める定義②要件定義 ・シス…

25 他社Accessシステム要員の確保

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他社に開発依頼を行うのか?、求人にてエンジニアを募集するのか?、どちらにしても下記事項を検討します。①技術レベル(Access開発の経験年数、AccessとExcelの連携ができるか?)②定義書、設計書等のドキュメント作成能力特に技術ばかりが先行し、ドキュメ…

24 自社Accessの拡張性

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Accessにも制限があるので、その制限を考慮しシステムを拡張していく必要があります。①accdbファイルの上限は、2GBのため分割を行う ・業務システム,accdb (1.5GB) → 業務基本システム.accdb (1GB) と 業務拡張システム,accdb (0.5GB) などに分割 ・業務デー…

23 自社開発要員のスキルアップ

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開発要員が未経験者の場合は、下記の要領でスキルアップを計ります。①インターネットにて知識・事例を取得 (有料の講習などに参加する必要もありません、また専門書を購入して読む方法もありますが、Accessの 開発手法ならばインターネットで大量の情報が取…

22 自社Accessシステム要員の確保

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自社開発を行うならば、システム開発要員・システム保守要員が必要になります。システムエンジニア、プログラマの経験者ならば問題ないですが、未経験者から要員を確保する場合の検討事項を以下に記載します。(最低1名はシステム経験者がいたほうがよいで…

21 Accessにて自社開発を行うか?

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開発環境準備については既に記載しているので、それ以外の下記事項を示します。①システム要員の確保 業務能力、システム能力(Access、Excel、データベース)、ドキュメント作成能力②開発要員のスキルアップ インターネットからの情報で十分③今後の将来性・…

20 Microsoft Accessのモジュール

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業務プログラム内の処理記述がモジュールです。下記のような種類があります。①フォーム、レポートから実行されるイベントプロシージャ ・イベント(ボタンクリック時、データ入力時 など)に応じた処理記述②モジュール内の各種プロシージャ ・他のプロシージ…

19 Microsoft Accessのレポート

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業務プログラムから出力する帳票(一覧表、伝票 など)がレポートです。実際の帳票は、現場での使用用途に応じて下記のような対応を行う必要があります。①Accessのレポートで出力(直接プリンタで印刷)②Accessのレポートで出力(プレビュー(印刷前事前画面…

18 Microsoft Accessのフォーム

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業務プログラムの画面となるのがフォームです。画面のデザイン構成(ボタン、フィールド など)は、開発時に使用勝手を踏まえて調整すれば良いですが、全画面の構成(処理全体の構成)は、業務の構成、使用頻度(日時、月次など)を踏まえて事前に決めておき…

17 Microsoft Accessのクエリについて

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テーブルに対する各種処理(データの追加、データの更新、データの削除)は、SQL文で処理を行うのが一般的ですが、クエリは、このSQLを視覚的にデザインできる機能になります。 ※SQL(Structured Query Language):リレーショナルデータベースのデータ操作…

16 Microsoft Accessのテーブルについて

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「業務システム内のデータをどのように管理するか?」を中心に下記に示します。概ね下記のように管理します。①マスタデータ:業務共通で使用するデータ(業務プログラムのaccdbとは別のaccdbに保存) ・顧客管理のデータ:「顧客マスタ」として作成 → マスタ…

15 Microsoft Access(accdb)の概要

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Access(accdb)内の構成要素(オブジェクト)について下記に示します。①テーブル:業務システム内のデータを用途別に管理する集合体②クエリ:テーブルのデータに対し、追加・変更・削除を行う処理 (SQLを可視化したもの (SQL:テーブルに対する処理言語)…

14 Microsoft Access(accdb)の事前確認

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Microsoft Accessは、Microsoft Officeの機能の1つですが、通常のパソコンにインストールされているOfficeでは、Accessでの開発は行えません。Accessにて開発を行うには、下記事項を踏まえて開発環境・実行環境を整える必要があります。①Office環境は、「Mi…

13 Microsoft OfficeとMicrosoft SQL Serverを使用したシステム化

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前回の「Microsoft Accessにてデータベースを構築し、業務システムを開発」に対して、データベースをSQL Serverに置き換えた場合の事例を下記に示します。①パソコン利用者は10人以上、SQL Serverにてデータベースを構築し、Microsoft Accessにて 業務システ…

12 Microsoft Officeを使用したシステム化

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業務規模、システムをどこで使用するのか?、業務間の情報連携の要否などを踏まえて下記事例・構成例を示します。①パソコン利用者は2~3人、Microsoft Excelのシートにて「顧客、受注、売上管理」を行う ・〇 → Microsoft Officeインストール済のパソコン…

11 機器構成をどうするか?

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実務で使用するコンピュータは、Microsoft Windowsを使用することとし、 下記状況を踏まえて、パソコン数、サーバー数、プリンタ数、ネットワーク環境を 決めることとなります。①会社規模:本社・本店、支社・支店、営業所、倉庫、現場 などの数②社内部門規…

10 業務の効率化が可能か?

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業務の効率化(要望・効率化…など)を考慮しシステムの構成を決めることと なります。①「経営者・管理者の要望 ←→ システム利用者の要望」両者間の差異②システム利用者は、システムを利用できるか?③現行事務作業の効率化は可能か?(ペーパーレス、二重管理…

09 情報の履歴はいつまで必要か?

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情報の履歴保存(今期だけ、過去の履歴との比較...など)をどの程度利用するかを 考慮しシステムの構成(履歴データの規模)を決めることとなります。①人事管理:社員の履歴状況 → 人事移動、配置転換、退職社員の復帰 など②販売管理:顧客受注商品状況 → 売…

08 管理すべき業務の種類は?

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管理すべき業務の種類(人事、経理、受発注、入出荷在庫、販売...など)の 情報連携を考慮しシステムの構成を決めることとなります。①人事管理の社員 → 他のシステムの業務担当者、営業担当者 など②受発注管理の受注金額、発注金額 → 経理システムの入出金 …

07 管理すべき情報の規模は?

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情報の規模(部門数、社員数、顧客数、商品数...など)により機器、ソフトウェアを検討しシステムの構成を決めることとなります。①社内システム化の規模(部門単位、全社本支店間、インターネット利用の 社外取引...など)②社内情報規模(社員数、本支店営業…

06 中小企業が業務のシステム化を行うには

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むやみにシステム化を行うことはお勧めしません。以下の事を考慮して、 「システム化を行うべきか?」、「現状の事務処理を継続するべきか?」を 検討する事となります。①管理すべき情報の規模は?(部門数、社員数、顧客数、商品数...など)②管理すべき業務…

05 システム化の依頼

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業務のシステム化を依頼するには、どこに頼めば良いのか?①インターネット利用:検索語「中小企業のシステム化依頼」などで検索し、 見積依頼を提出 ・見積は無料の会社に「相見積もり」で複数社提出し比較 ・自社の業務内容、要望に応じた提案が提出される…

04 業務で使用する専門用語の整理

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一般的な業務(入出荷管理、在庫管理、受発注管理、顧客管理 など)で頻繁に使用される用語は、システム開発者、システム利用者間で共有されますが、下記のような用語は整理しておく必要があります。①自社内でしか通用しない用語②同じ意味だが、使用する担当…