ThreeSheeps’s blog

中小企業の業務システム化について一言

20 Microsoft Accessのモジュール

 業務プログラム内の処理記述がモジュールです。下記のような種類があります。
①フォーム、レポートから実行されるイベントプロシージャ
 ・イベント(ボタンクリック時、データ入力時 など)に応じた処理記述
②モジュール内の各種プロシージャ
 ・他のプロシージャより共通で使用される処理記述

19 Microsoft Accessのレポート

 業務プログラムから出力する帳票(一覧表、伝票 など)がレポートです。実際の帳票は、現場での使用用途に
応じて下記のような対応を行う必要があります。
Accessのレポートで出力(直接プリンタで印刷)
Accessのレポートで出力(プレビュー(印刷前事前画面表示)確認後、指定ページをプリンタで印刷)
Accessのレポートで出力せずに、Excelシートに主力(出力後データ分析などが必要な場合など)

18 Microsoft Accessのフォーム

 業務プログラムの画面となるのがフォームです。画面のデザイン構成(ボタン、フィールド など)は、
開発時に使用勝手を踏まえて調整すれば良いですが、全画面の構成(処理全体の構成)は、業務の構成、
使用頻度(日時、月次など)を踏まえて事前に決めておきます。
①初期メインメニュー画面に全ての機能画面へ遷移するボタンを配置
 ・1つの画面で「該当システムにどのような機能があるのか?」が把握しやすい
②メインメニュー、サブメニュー、日次処理、月末処理など階層型のメニュー構成配下に各種処理を配置
 ・複数要員で開発を行う場合、「メニュー構成単位での各担当者開発」など開発段階での分業が可能

17 Microsoft Accessのクエリについて

 テーブルに対する各種処理(データの追加、データの更新、データの削除)は、SQL文で処理を
行うのが一般的ですが、クエリは、このSQLを視覚的にデザインできる機能になります。
 ※SQL(Structured Query Language):リレーショナルデータベースのデータ操作言語
 〇 → SQL文を作成するよりもクエリで作成した方が開発効率が速い(生産性が高い)
 × → クエリ処理は、SQL文処理よりも処理時間がかかる
 △ → 生産性を重視するならば、業務プログラムaccdbよりデータaccdbのテーブルをリンクし、
    クエリにてデータ処理を行う
 △ → 処理時間を重視するならば、業務プログラムaccdbよりデータaccdbにConnection(接続)を
  行い、SQL文にてデータ処理を行う

16 Microsoft Accessのテーブルについて

 「業務システム内のデータをどのように管理するか?」を中心に下記に示します。概ね下記のように
管理します。
①マスタデータ:業務共通で使用するデータ(業務プログラムのaccdbとは別のaccdbに保存)
  ・顧客管理のデータ:「顧客マスタ」として作成  → マスタデータ.accdbに作成
  ・商品管理のデータ:「商品マスタ」として作成  → マスタデータ.accdbに作成   など
トランザクションデータ:業務単位で発生するデータ
 (業務プログラムのaccdbとは別のaccdbに作成)
  ・商品受注のデータ:「受注データ」として作成  → トランザクションデータ.accdbに作成
  ・商品発注データ:「発注データ」として作成  → トランザクションデータ.accdbに作成  など
③ワークデータ:個々のシステム利用者単位で使用するデータ
 (業務プログラムのaccdb内に作成)
  ・複数のデータ処理後にその結果の画面表示用データ など

15 Microsoft Access(accdb)の概要

 Access(accdb)内の構成要素(オブジェクト)について下記に示します。
①テーブル:業務システム内のデータを用途別に管理する集合体
②クエリ:テーブルのデータに対し、追加・変更・削除を行う処理
  (SQLを可視化したもの (SQL:テーブルに対する処理言語))
③フォーム:業務プログラムにて表示される画面
④レポート:業務プログラムにて表示・印刷される帳票
⑤モジュール:業務プログラム内の処理を制御する部分
⑥マクロ:業務プログラム内の処理を制御する部分だが、モジュールで対応可能、
  唯一使用頻度の高いものは「AutoExec」(初期起動時の準備処理、初期画面表示 など)

14 Microsoft Access(accdb)の事前確認

 Microsoft Accessは、Microsoft Officeの機能の1つですが、通常のパソコンにインストール
されているOfficeでは、Accessでの開発は行えません。Accessにて開発を行うには、下記事項を
踏まえて開発環境・実行環境を整える必要があります。
①Office環境は、「Microsoft 365」または「Office Professional 2019」等
 (最新状況は、インターネットによる確認をお勧めします)
②古いOfficeが社内に存在しても古いものは使用しない
 (Access2003以前は拡張子mdb、Access2007以降は拡張子accdb)
③開発要員は開発環境が必要だが、システム利用者はシステムを実行できるだけでよい
 (システム利用者は、実行環境であるランタイム環境だけでもよい)