ThreeSheeps’s blog

中小企業の業務システム化について一言

12 Microsoft Officeを使用したシステム化

 業務規模、システムをどこで使用するのか?、業務間の情報連携の要否などを踏まえて下記事例・構成例を示します。
①パソコン利用者は2~3人、Microsoft Excelのシートにて「顧客、受注、売上管理」を行う
 ・〇 → Microsoft Officeインストール済のパソコンで運用するならば無料
 ・× → 入力ミスが多発
 ・× → 同類の情報が複数個所に存在
②パソコン利用者は4~5人、Microsoft Excelのシートをデータベースと見なして複数業務を行う
 ・〇 → Microsoft Officeインストール済のパソコンで運用するならば無料
 ・△ → 開発を行うならばExcelVBAの知識で対応可能(知識・システム要員は必要)
 ・× → 同一シートを複数利用者で利用できない
 ・× → 大量データが処理できない
③パソコン利用者は10人程度、Microsoft Accessにてデータベースを構築し、業務システムを
 開発し複数業務を行う
 ・〇 → 開発効率も高く、データベース、業務システムを安価に構成するものとしては、お勧め
 ・△ → 業務システム構成、データベース、Access VBAの知識が必要
    (自社開発を行うならばシステム専任要員が必要)
 ・× → Access自体が壊れやすい
    (構成(データとプログラムの分離)、使用環境・頻度(パソコンスペック、
     ネットワーク、同時使用者数 、修復/最適化 などを検討する)